探索とボス戦に寄せ切ったTerraria系サンドボックス|Tinkerlands

Tinkerlansアーリーアクセス実プレイ体験レビュー。漂流した島で探索・装備更新・ボス攻略。

伸びしろに期待したいゲーム

難破して漂着した島々で冒険をするサンドボックス型のオープンワールドゲーム。
ソロでもマルチでもプレイ可能。

『Core Keeper』や『Terraria』を経験したことがあるなら、あの手のゲームの探索と戦闘要素に絞ったタイプと考えればいい。

拠点での農業や釣りもあるが、他のゲームと比べて手間暇かけるような作りにはなっていない。
じっくりとアイテムを集めて、建築に凝ったりするというタイプでもない。
拠点生活より、探索・装備更新・ボス攻略へ強く寄せたタイプのゲームだ。

ストーリーを進め、新しい装備を拾い、次のバイオームへ踏み込む。テンポはかなり軽い。
一方で、自由気ままに暮らすタイプのサンドボックスを期待すると物足りなさもある。

今回はアーリーアクセス時点でのプレイ感覚を中心に、実際に触って感じた部分を整理していく。

GAME INFO ゲーム詳細情報

ソロまたは協力プレイで、未知の島々で探検し、クラフトし、バトルしよう!『ティンカーランド』は、生き残りに役立つ道具を作成したり、住む場所を作ったり、さらには魔法を使ったりするエキサイティングなサバイバルアドベンチャー!

開発元
CodeManu/Endless Coffee
販売元
HypeTrain Digital
リリース日
2025年5月24日
対応機種
PC(Steam)

探索と攻略に寄せたゲーム設計

アーリーアクセスなのでまだまだ要素は増えるだろうけども、探索や戦闘に関わるような要素追加やバランス調整がロードマップに記載されている。

サバイバル要素や建築要素についてのアップデートはほぼない。
ステージ(島)クリア型のアクションゲームがしたいのであれば十分に期待できるかと思う。
みんなで生活していったり長く遊ぶゲームがしたいのならそれは違うかなとなる。以下、詳細。

大まかな仕様の説明

このゲーム独自の特徴として独自のホットバーが採用されている。
左クリックと右クリックにそれぞれアイテムを割り当て、それがスロット1~5まであるという方式。
慣れるとこの独自スロットがやりやすい。

メインアイランド攻略後に島を生成できるシステムがあり、目当てのアイテムが存在しなかったからといって、『Terraria』みたいに新規ワールドを作って掘り直す必要はない。
各島のボスを倒して次の島への地図を入手する形なので、決められた攻略ルートがきちんと存在している。

また、島は削除して作り直すことができるのでいくらでもアイテム掘りが可能となっている。

メインアイランド自体は再生成ができないが、メインアイランドの各バイオームに該当する、ミニアイランドも生成できる。
メインアイランドのアイテムは大体「釣り」でも入手可能で、例えば数が限られているピラミッドのアイテムは砂漠島を生成すればそこで入手可能なので問題ない。

素材系のアイテムに関して

各エリアの鉱石と各エリアの木材をセットにして作成していくタイプ。
序盤で言うと、銅鉱石・鉄鉱石などグレードアップしていくが、取りに行くためにこなさなければならない要素があるためゲーム側で制御される形になっている。

いきなり鉄を掘りに行くことはできないため、似たような他のゲームと比べると自由度はそこまでないが、それに不満があるというわけではなく、順番にコンテンツをクリアしていきましょうねという作り。

サバイバル・クラフト要素はかなり薄味に調整

食べ物はバフでしかなく、空腹に対処するような作りではない。
建築もNPCを集める要素で後は趣味。定期的な襲撃イベントのようなこともない。
せいぜいバトルフィールドとして、拠点から離れたところで広い場所を整地し、石の床を敷き詰める作業がある程度。

建築の配置についても、壁で囲って床を敷き詰めてドアを置くくらいしかないため、見た目が地味。
屋根を張ることもでき「家感」は出る。視認性は死ぬ。デコレーション要素もかなり少ない。

つまりは建築ガチ勢が好むタイプではない

現在解放されている要素はこれくらいで、自動化やトラップ要素はないわけではないが、使えるほどのものではない。
他ゲームのような、時間のかかる作業をかなり削って出来上がったという印象が強め。

装備更新と探索テンポが気持ちいい

難易度としてはアクセサリや攻撃方法に乏しい序盤ほど難しく、ジャングル以降がスムーズに進むほど武器が強く使いやすくなる。
序盤の楽しさが少ないかなとは感じた。

派手さや目新しさは全くないが、マルチゲームを探している。
オープンワールドで銅→鉄→金などのようにつるはしや斧や防具をアップグレードしていくタイプのゲームが好きだ、というのなら楽しめるかと思う。

HP・MP強化アイテムは最終的にダブつく

最大HPと最大MPを上昇させるアイテムを回収して使用。
「生命の花」と「マナの花」、「ライフフィッシュ」と「マナフィッシュ」の2x2種類がある。
最初のうちは貴重だが後々手に入れるのは簡単。

HP・MP強化アイテムの入手方法

探索して発掘

地上に生えているのが見えている場合もあるが、それっぽい場所を掘ってみたら埋まってたりする。それっぽい場所は地面がデコられてたりするので、いかにも埋まってますみたいな地面をしている。ゲーム側が割と露骨に教えてくる。

釣りあげる

花も魚もどちらも入手可能なため序盤の金策を兼ねてしばらく釣りをするのもいい。

障害物破壊

草や木、石なんかを回収していると低確率で「レプラコーン」が出てくる。
銅貨を撒きながら早足で逃げてしまうが倒すと「生命の花」か「マナの花」をドロップする。

洞窟にいる鉱夫を仲間にして好感度を100にして爆弾の呪文を用意すれば障害物破壊の効率が爆上がりするので「レプラコーン」の出現が多くなる。

装備で方向性を決めるタイプ

スキル振りの要素はないため装備の組み合わせで戦士系や魔法系を選べる。
現状ビルドとして機能しているのは「近接」「遠距離」「投擲」「魔法」。

存在はしているが特化する装備がない「楽器」「召喚」なんかも追加予定。
自分の進行度に応じて変更するといいが、難易度ハードでの序盤近接は「敵に近づく」という行為そのものが危険。

建築自由度はそこまで高くない

ハウジングについてだが、他のゲームのようにそれぞれ素材ごとに壁や家具が作成可能。
別にどれも変わらないので見た目の好みでいい。

壁の材質によっては壊しにくいなどあるが、現状自分が壁の配置を変えるときに時間が掛かるというだけで、ランダム襲撃イベントもないため、なんのために存在している硬度なのかはよく分からない。

クラフトした床は安全地帯となり、その場所に敵が沸かなくなる。そのため快適な拠点とするためには石の床なりなんなりを敷き詰めておくことになる。石の床は若干の移動速度UP効果がある。

ちなみにそのへんに存在する土の床、というかただの地面の方が早い。

丁寧に舗装したのになぜ?

キケロ
キケロ

少人数協力との相性が良い

マルチ要素に関してだが、現在は「Steam」サーバーのみ。
2~4人くらいが適正なマルチ人数かなと思う。

人数が増えるほどボスの耐久力が上がる仕様なので、拠点で作業や放置しているメンバーがいると、その分戦闘が大変になる。
素材を人数分揃えるのはかなり楽なゲームなので、その点は問題ない。

特殊な役割として楽器を利用したバッファーも存在するが、それは人数が多くないと効率が悪い。
タンクという概念は特にないのでやりたい戦い方をすればいい。

島の移動の際は、ホストのいる島に全員強制的に連れて行かれるので、個人個人が好き勝手するノリよりも、全員がアクティブで協力ゲームをする前提であると感じる。

NPC管理はそこまで重くない

出会って話しかけるとNPCが仲間になる。
拠点に呼ぶためには指定されている家具を設置した部屋が必要。

準備した状態で部屋に入ってNPCを呼ぶ指示を出せば勝手に移動してくる。
ガイドと料理人は連続クエスト、ゲームが進めばこなせるようになる。

漁師は釣れる段階の魚をランダムで要求される。繰り返し可能だが狙った報酬のクエストがあるなら何度もやらないといけない。
他のNPCクエストは同じ内容の繰り返しで報酬も変わらないため、やり続ける必要はない。
プレゼントはNPCの好みのアイテムを上げるといい。何が好みだとかそういうのはwikiでも見よう。面倒なら銅貨を1枚あげれば+3になるので毎日それでもいい。この世界のNPCはちょろい。

好感度100になると特殊アイテムを1個もらえて、以降同じアイテムを売ってくれるようになる。

クラフトテーブルが配置に困るほど多い

必要な素材を入手すれば解禁されるものが多いが、レシピが必要なクラフトも中盤以降増えてくる。
クラフトテーブルは最終的にかなり多い。

とはいえクラフトテーブルから8マス程度の範囲ならチェストに入れた中身を使用可能。
各素材用に分類したチェストとクラフトテーブルを固めて設置するような大部屋があれば十分。
アクセサリはテーブルと大量のアクセ保管用チェストを他と離して設置しておくと効率的。

農業はかなり簡略化されている

クワで耕して種を植えるだけ。途中の世話は必要ない。
農民に話しかけて農民のインベントリに種を渡しておくことで近場の畑から勝手に採集して植え直してくれる。
回収した作物は農民のインベントリに保管されている。

釣りは金策とポーション素材集めの要

最初は挙動に戸惑うかもしれないが何回かやると慣れる。
釣り用アクセサリの効果は大きいのでちゃんと装備しよう。
通常は魚1匹だが、画像のように大量の魚が出てくるときがある。稀に宝箱も出る。

魚の金額がやたらと高価なので序盤の金策として非常に役立つ。
魔法ダメージUP料理にサケが必要なのでのんびり大量に釣っておこう。

また、バイオームによって釣れるものが異なるので各島の床を剥がして専用の釣り堀を作っておくといい。
メインアイランドで釣れるものはキノコバイオームでほとんど全部釣れる。ただし釣れるものが多いため一点狙いの効率は下がるし他バイオームの魚は釣れない。

人を選びそうな部分

自動セーブ時の停止がかなり気になる

自動セーブの際にゲームが毎回数秒固まる。
敵も弾幕も止まっているのでラグ死にはならないのが救い。

仕様としても、ちょっとこれはどうにかしてほしいなと思う。

キケロ
キケロ

オブジェクト回収時のラグが重い

一気にアイテム化するとマルチの他の人に大きな遅延が発生する。
クラフトで数百の建材を一気に用意するとか、内容的にそれほど大量でもないだろうと思うし、爆弾で整地していても影響があるのでちょっと貧弱すぎんかと感じる。

探索のわくわく感が薄い

新しいバイオームやロケーションを見つける瞬間のわくわく感はどのゲームでも一緒。
実際宝箱の発見や最大HP上昇のアイテムなんかを初めて見つける瞬間は良い。

ただそのバイオームで何があるのかの把握は大体2~3画面分で全てであり、マップ上に点在するギミックや建築物は見たらなんなのか大体わかってしまう。探索というより採掘作業になりやすい。

素材収集の発見が後半薄くなる

最前線で必要なアイテムクラフトくらいにしか用途がない素材が多く、作り終わったら集める意味がなくなる。
必要なものがある場所に行けば大量にあるので道中の発見に対してラッキー感がない。
これは各島というステージクリア型のような作りとなってしまっているため仕方ないが、この建材がほしいから見つかってラッキーみたいな感覚がないという意味。
ただし宝石だけは数が少ないので宝石を集めたい場合のみ島リセマラをする。

探索と成長のテンポがかなり良い

ジャングルからがゲームの本番

ジャングル以降からかなり楽しくなる。

それまで微妙だったビルド要素が、アクセサリと装備更新によって一気に方向性を持ち始める。
「近接特化」「魔法特化」「遠距離特化」みたいに分かれ始め、この装備でこう戦うが見えてくる。

ジャングルで発見できる宝箱から各ビルド向けのアクセサリが手に入り、それをスタート地点としてアクセサリ合成で成長させていく仕組み。
使いやすい武器が出てくるし、ようやく装備によるビルド構築が始まったなという感じになるため、戦闘好きがわくわくしてくる頃。

なのでジャングル島は何度か生成して各種分野のアクセサリをメンバー分確保しておくのが吉。

ボス戦での装備更新テンポが軽い

ボスの召喚がかなり楽な部類なのでボスドロップを集めるのが楽。
正規の召喚条件でなくても、中盤以降召喚アイテムを金で解決できるようにもなるのでテンポが良い。

逆にいうと装備更新のテンポが早すぎるので武装の卒業が早い、更新した武装にあった戦い方が楽しめるがお気に入りの武器があってもすぐに型落ちになってしまう短所もある。

序盤のボスであるほどこちらの攻撃手段や機動力がないためつらいが、中盤以降はアイテムが充実しているため非常に楽。
大体が突進と弾幕という攻撃パターンなので、経験して覚えることが多い。

ボスを倒すための面倒なギミック解除なんてのはない。避けろ、殴れ

とにかく避けて火力で殴り続ける

進行上倒さないと先に進めないタイプの適正ボスは足を止めての殴り合いではすぐ死ぬくらいのバランスなので戦闘の楽しさは十分ある。

メインアイランド以降の寄り道島ボスは随時倒していけばいいが、メインアイランドで戦える寄り道ボスのタイミングが初見ではわからない。
例えば沼地の蛙ボスは金装備を整えて洞窟攻略前に、4種のデンバーで召喚するボスとカニ缶で召喚するボスは、ジャングル装備を揃えるくらいでやるといい。

時期を逃すと瞬殺するだけでなんの意味もなくなる。

キケロ
キケロ

難易度設定によって報酬が変わる

ワールドの選択時に変更可能。

ワールド難易度ハードがドロップ的に有利となるが敵の攻撃が痛い。
ハードだと敵の遠距離攻撃がやたらと正確だし頻度も多く、数発でやられてしまうため緊張感はある。

難しいと感じるのであればアイテムの性能でかなり強さが変わるので、まずはノーマルで装備を更新してからハード設定にと変更してもいい。

消耗品

食べ物の素材はかなり集めやすいため、困ることはそうそうない。

なおHPやMPポーションについては無限ポーションが存在している。
素材は要求量が若干大変なものの、集中すればすぐに集められるものばかりなのでHPMPポーション素材を集めるのも無限化してしまえばもう必要ない、となる。このあたりもずっと採集するのは面倒だと感じる探索や戦闘を楽しみたいプレイヤー向けとなっている。

ちなみに、バフポーション全部盛りアクセサリもある。
防御UPや火力UPポーションを100個集めればそのポーションをずっと使っている状態にするよというアクセサリもあり、それを合成して最終的に全部盛りにもできる。

ポーション素材集めは大変で数時間はかかるがめちゃめちゃ長く時間がかかるというわけでもなかった。

実プレイ雑感・攻略メモ

ただのオブジェクトではない「錨」

つるはしを銅にしたらスタート地点の「錨」を回収する。
序盤から使える近接武器として優秀。

ジャングルのペリドット、ゴーストランドのオパールでそれぞれ強化できる。
他の近接で使いたいのがなければ虹の剣まで錨でなんとかなる。
虹の剣を手に入れた瞬間は近接がとても強くなる。基本は遠距離か魔法を使っていくのがベター。

なお、スタート地点に「錨」が生成されるのは1ワールドにつき1個のため、マルチプレイで他のプレイヤーが入手できるのは、ストーリー進展後となる。さっさと全員「錨」を手に入れたい場合は、別ワールドで回収して貰うほうが早い。

魔女のNPCを口説いてキノコ栽培

キノコバイオームで仲間になる。
好感度100で買える「キノコ栽培ポット」を大量に設置してキノコを量産するとポーションが色々捗る。

ペンギン襲来はとりあえずやる

ペンギン襲来のアイテムを使ってイベントをクリアすると仲間に、毎日お金を増やしてくれるやつなのでハウジングや釣りなどの少々時間がかかる作業をする前に仲間にしておきたい。

バイオーム生成してQOLを高める

海には敵が湧かないのでモブ狩りや釣り場用のバイオーム準備は海で。
ポーション素材としてゴーレム、サソリ、ウルフなどを狩りまくるために、

最終的に思ったのは例えば縦25〜30、横6、程度で上下へ移動すればいい。湧かせられれば広さは好みでいい。
他バイオームも欲しければ床を移植して釣りしながら湧かせて倒す。
設置した床にはそのバイオームで生成される鉱石やらも生えてくるのでたまに掃除しよう。

釣りをしながらポーション素材を集めておく。
終盤のポーションアクセにするためにもゴーレム素材やウルフ素材は収集しやすいようにしておこう。

ツール

メインアイランドの海上四隅のどこか二箇所には魔法のつるはしと斧があるので回収しておく。
あとジャングルに行ったら床を回収してメインアイランドに釣り場を作って魚のつるはしと斧を釣っておくと捗る。優秀なツールを先取りできる。もちろん現地で釣っててもいい。バイオームを作るのは自由。

現時点アーリーアクセスのため今後のアップデートに期待したい。

キケロ
キケロ
  • この記事を書いた人

Cicelo

歴史系ゲームや戦略シミュレーション、謎解きなど思考を要するジャンルを好む。元RTA・MMO攻略勢としての経験を持ち、効率的な進行や最適解の構築を重視する。結果を出すことに重きを置くスタイル。いわゆる「効率厨」。

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